15歳から修業を始めTroisgros トロワグロやLasserre ラセール、Lion d'Or リオン・ドール、L'Oasisロアジスなどで研鑽を積んだGuy Savoy ギイ・サヴォワ。自身の名を冠したレストラン Guy Savoy ギイ・サヴォワを1987年にオープンするとその年に二ツ星を獲得、2002年に三ツ星に位置付けされ2022年にはLa Listeによる世界一のレストランに輝いている。
フランス・パリを代表するシェフの一人だが、今作は今まで出版された書籍とはまた違った趣向となっており、17世紀の古典文学などに登場する料理を現代に適応する形に昇華して紹介している。
Molières モリエールの戯曲、La Fontaine ラ・フォンテーヌの寓話、Madame de La Fayette ラファイエット夫人の小説など、多くの古典から掬い上げた料理をGuy Savoy ギイ・サヴォワが仕立てている。ニシンと白いんげん豆 クランベリーのヴィネグレット、アンコウのパン ソース・ラヴィゴット、ヤマウズラと林檎のロースト、頭のない鳥 オルトラン仕立て、鱸 ベルナール・ロワゾーへのオマージュなど、どの料理も好奇心をそそる。
偉大な料理と文学が融合した興味深い1冊だ。
Édition: HERSCHER 社
256ページ
フランス語
2023年刊行
サイズ:縦 25cm×横 17cm×幅 3cm
ISBN: 9782733504796