フランス南西部出身のシェフ、Cyril Lignac シリル・リニャック。
故郷であるミディ=ピレネーで見習い期間を過ごした後、パリではArpège アルページュにてAlain Passard アラン・パッサールに師事した。
その後もLe Jardin des Sens ジャルダン・デ・サンスでJacques et Laurent Pourcel ジャック&ローラン・プルセル、Pierre Hermé ピエール・エルメのパティスリーやla Grande Cascade ラ・グラン・カスケードでAlain Ducasse アラン・デュカスに師事するなど名立たるシェフの元で経験を積んだ人物だ。
今作はCyril Lignac シリル・リニャックによる季節毎の料理やデザートを綴った書籍。
アジアの、特に日本から多くの影響を受けたその料理はフランス料理がベースにありがらもどこかエスニックな雰囲気を醸している。
冬にはフォアグラやクーラン・ショコラ、春にはホワイトアスパラガス、抹茶のシフォン、夏はピサラディエールやパブロヴァ、秋にはスパイスのカレータルト、タルト・タタンなど、掲載されているのはクラシックなフランス料理とはまた一味違った、季節を感じられる料理ばかり。
その他にもカクテルや自家製のオイルやヴィネガーなど、料理の幅を広げることができる調味料の作り方も紹介されている。
料理人としてもパティシエとしても多彩な才能の持ち主であるCyril Lignac シリル・リニャックの料理をご覧頂きたい。
édition: Martiniere 社
224ページ
フランス語
2019年刊行
サイズ:縦 28.5cm×横 20cm×幅 2.5cm
ISBN: 9782732490526