テーブルの宝石であり、磯と新鮮な海の香りのする牡蠣。
濃厚で豊潤なフランスの牡蠣は世界中でも人気が高く、ヨーロッパではフランスが牡蠣の消費量一位を誇っている。
今著ではノルマンディーのCotentin コタンタン半島からブルターニュのFinistère フィニステール、ボルドーのBassin d'Arcachon バッサン・ダルカションを経由し地中海のÉtang de Thau トー湖に至るまで、14の牡蠣の生産者と出会いテロワールの特徴やその知識、ノウハウを教えてくれている。
養殖の方法や規模、スタイルなどそれぞれ違っているが、皆一様に牡蠣に愛情を注いでいるのは変わらない。
そんな彼らの牡蠣の魅力を最大限活かせるようなルセットが22名のシェフにより50点掲載されている。
シンプルにマリネにしたものから鴨のタルタルと牡蠣といった独創的な冷製のものからラヴィオリ、リゾット、スープ、フォーなどの温製のものまで、非常にバラエティ豊か。
美しい湾の風景やしっかりと生育した牡蠣とその生産者、見事に昇華された料理、1ページ1ページに磯の香りが漂う書籍だ。
édition: Hachette 社
224ページ
フランス語
2019年刊行
サイズ:縦 34cm×横 25cm×幅 3cm
ISBN: 9782019451677