現代フランス料理を作りあげたと言っても過言ではない料理人、Paul Bocuse ポール・ボキューズ。
2018年1月20日に91歳でこの世を去ったが、彼のは料理界に残した遺産は計り知れない。
今作は1990年に設立された料理学校、Institut Paul Bocuse アンスティチュ・ポール・ボキューズの25周年を記念して出版された書籍だ。
自身が学んできた技術や知識を後世に伝える事こそが料理人にとって最も大切な仕事であると語る人も多い。
この学校はまさにポール・ボキューズの学んできたものを伝えるための場となっている。
約50カ国から1000名ほどの生徒が日々卓越した料理を学んでいる。
今著は720ページという大判の書籍の中に250のテクニックと70点の美しい料理、1800枚に及ぶ写真が収められている。
テクニックも基本的な野菜の切り方から魚の下ろし方、鶏の捌きかたやパテの作り方、サービスで働く人のためのデクパージュの方法やデキャンタまで非常に幅広い内容の知識が詰め込まれている。
ポール・ボキューズが培ってきた料理の集大成といっても遜色ない1冊だ。
Édition: LAROUSSE社
720ページ
フランス語
2015年
サイズ:縦 30.5cm×横 27cm×幅 5.5cm
ISBN: 978-2-03-591465-1